さむぶろぐ

ルービックキューブが好きな社会人が日常生活、たまにキューブについての記事を書くブログ

2019/08

今まで何百人に聞かれていた問い。




「なんでハンドルネームがSumなの?」





僕は答えてきました。






「本名が佐村健人だからですよ。」 







はい、まあこれは結論から先に言うと心の弱さからくる自己防衛みたいなもので、色々と話してこなかった内容もあるので閲覧者稼ぎも兼ねてこの期にパーっと言っちゃうか〜!!みたいな気持ちになったわけです。


















それでは、劇寒自分語り①よりさらに昔の自分語り、はじまりはじまり〜











1996年12月2日、村瀬家の長男村瀬 祐介が出産予定日よりも45日ほど早く産まれてきました。2157gだったそうです。


母親は画数なども調べた上で僕の名前候補を「祐介」と「健人」の二つまで絞ったそうです。






「祐」には「たす(ける)」という訓読みがあります。「介」にも「介護」や「介助」など、助けるという意味があります。そんな風に人の役に立つような人に成長して欲しい。いざという時に困った人に手を差し伸べられるような人間に育って欲しい。そんな願いが込められているらしいです。




「健人」はそのままですね。2157gで産まれてきた僕に心身ともにただただ健やかに育って欲しかったそうです。 







それから約二年、僕の実の父のせいで村瀬家の環境は最悪だったそうです。実の父は安っぽいドラマで見るような典型的なクソ野郎だったそうです。家に金は入れず、妻(僕の母親。この辺の話は全て母親から聞いた話。)、2歳になった頃には僕にも平気で暴力を振るうような奴だったらしいです。


僕はあんまりこの頃の記憶がありません(2歳だから当然だけど) 。なんとなく怖い人がいて、なんとなく怖かったような記憶が微かに残っている気がします。(気のせいかも)




1999年2月、僕が2歳の冬に離婚が成立してその半年後に母親が再婚しました。僕が今の父親と初めて会ったのはそんな夏の日だったそうです。




僕のことを「かわいそう」と思った人がもしもいればそれは大きな間違いです。僕はこの20年間とても幸せに育ってきましたし、父親はとても優しく、偉大で尊敬できる人です。この話を切り出されるまで実の父のことなど一生思い出すことはなかったでしょう。





上の話を切り出されたのは中学校入学の数ヶ月後です。「父さんは、本当は実の父親じゃないんだ。」なんてベタなセリフ言われたことあります??僕はあります。



上記の話を聞かされても父親は父親で変わりはないし、特になんとも思わない、今まで育ててくれてありがとう、みたいなことを言った気がします。こっちもベタ返しですね。両親はそれを見てホッとした顔をしていた気がします。まあ中学生にもなるとその辺の分別も付いているし、そう判断した上で満を辞して僕にその話をしてくれたのでしょう。


しかしその時二人はある重大な点を見落としていたのです。









僕は知ってしまいました。






















僕の中にはその村瀬とかいうクソ野郎の血が入っていることに。














妹は2001年4月生まれ、そう、今の父の娘です。僕と妹は実は父親が違います。そのクソ野郎の血が入っているのは僕一人です。




12~13歳は確かに実の父ではないことを言われても冷静に処理できる程度には成熟しているかもしれませんがこの時期はアイデンティティ構成に非常に重要な時期です。(今思えばなんてタイミングで暴露してんねんと思いますね。)その頃の僕は自分の中にクソ野郎の遺伝子が存在していることにひどく異物感を覚え、凶暴で粗野なもう1人の自分が出てきやしないかとビクビクしていました。






小学生の頃の宿題(名前の由来を聞いてこいみたいなやつ)によってもう一つの候補の健人はすでに知っていました。そうしてネットやゲームのHNで「村瀬健人」という名前を使い始めました。そう、「村瀬健人」というのは僕に存在していたかもしれない「もう一つの可能性」であり、「もう1人の自分」だったのです。





「村瀬健人」なら粗野な言動をしても良いし、ゲームで非道なプレイをしても構わない。だって僕は村瀬健人、村瀬の血が入ってるんだもん。お父さん、お母さん、僕は名前の通りこんな健やかに育ちましたよ!!!!!!褒めてくれるよね??????????????
 















さすがにダサいなと思い始めていた中学三年生の時に「era」という英単語を習いました。意味は「時代」。ここで僕は簡単なアナグラムに気づきます。

「MURASE」→「SUM ERA」


バカバカしいと思うかもしれませんが僕はこのタイミングこそが村瀬の名を捨てるチャンスであるかのように思いました。そう、これからは「Sumの時代」。HNも「Sum era」を縮めて「佐村」にしよう。健人には罪は無いしこのままだ。




そうして僕の「もう1人の自分」は「佐村健人」、もしくは縮めて「Sum」に落ち着きました。SamでなくSumなのはこういう理由です。












































…みたいなエピソードだったらカッコよくない???



はい、今までの話はほとんど全部嘘。村瀬って誰だよ。僕は今の父親の実の子です。妹と異父兄妹ではありません。本当なのは僕の誕生日くらいで他全部嘘。ここまで読んでくれてサンキュ〜、まったね〜〜〜〜〜〜〜
 

7/20



5average 1:01.96。CCK5×5サイクシート4位→2位になる。よかった、この通りにソルブが行われるだけで乗車券ゲットだ。何とも簡単なことだ。





8/9


東海の偉い人からCCK前日入り勢で飯に行くツイートが送られてくる。「別にそんなにうらやましくない」と正直に返す。





Day 1

8/10  4:00


CCK関西支部メンバーの朝は早い。まことくんと合流。こうさん今年もよろしくお願いします。

関西大会以来一回も4BLDをやっていないのでタニシのブログを読んでU面センター手順を確認。日が登ってから回して確認。

いくつかのサービスエリアを経由しながらコロさん、けんごさんの車でも運んでもらう。いろんな暴露話に花が咲く。とても地上波ではお届けできません。





9:30
創作の森に到着。扉を開けたら第一声は「ただいまー!!」。ごめんな、362日も家出して。

去年妖怪ウェルチあつめが現れたことにより今年は用意数が倍になったらしい。そして今年は妖怪が寝静まっているらしい。ウェルチのドクターストップとは一体…。




10:30
足決勝。去年二発DNFで入賞失敗の白さんがしっかり二位。いやー去年はあの後の落ち込みようがハンパなかったから本当によかった。

ということは、一位のあの子が…彼がDayanか。なかなか大変そうなE班だけど頑張れよ。


10:50



4BLD。4ヶ月ぶり。通しでやるのがとかではなくこれ以来本当に一回もやってない。
さあ、何回でも文字数確認してループ確認してやる!!!





センターとウイングエッジは完璧だったけどコーナーの分析と音記憶が適当だったらしい。


そしてこれで集中力がプッツンしたので残りの二回はやらずに終わりを伝えることにした。
早起きだったしまあ仕方ない。元々この一回で決めなければ無理だとは思っていたし。さっきの関西大会のグッチャグッチャなのも二試技目で一試技目はかなり揃っていたので二の舞を演じてもしょうがない。

これは後から見たことだが、北村さんがしっかり初挑戦初成功させていた。僕より後に練習を開始してスキップしながら追い越されてしまった…
 

昼飯
触った瞬間に120円が奪われる罠を掻い潜り適当にラーメンを啜る。雑さは風呂に行くタイミングと班数のバランス、そして洗い物の仕事回数などに起因している。班数は5班で厨房を使う食事も5回。



12:40

メガ決勝。メガはさっぱり分からん。家でも2分切ったことがない。

らいひーが誰にも気付かれずNR更新していたらしい。めでたい。 本人は45をカウントしたことに全く納得がいっていなかったが。


13:25

クロック決勝。 ユリノキがNRを0.02秒更新していたらしいが誰もNRのタイムを覚えていない問題。


13:50


5BLD。なんか僕がジャッジした人が結構すごい記録を出したような…何だったかな。 






このあたりでたむそんさんに初邂逅。イケメンだったクソッ。 


風呂はいつもの温泉に行くのでそこで自分の班員を確認。おおつきさん(実は同期らしい)とMMの顔を確認。

MM13歳ってまじかよ…




初日の夜は空いている時間にひたすら5だけ回してた気がする。横の布団で寝るはずのえすぷれさんが一生布団に戻ってこなかった。 あーあと花火もうっすらやった記憶がある。




(没ネタ、F2L警察は記憶から抹消された)




Day 2


8/11  7:00

前日早起きの影響もあり7時までグッスリ寝ていた。さあ、開幕から6決勝。今2:20なのでサクッとSubうえしゅうさん(2:18)するか!



出来ず。3試技目にPOPして10秒くらい無駄にした。(average 2:20→2:19)



12:20

スクエア決勝。まことくんがまたまたAsR更新(WRは上がらず)。ちょっと日本ではしばらくこの一強時代続きそう。


12:40

7決勝。なんか途中まで速かったけど2試技連続中列パリティ回し間違えてどっちも30秒くらい無駄にした。

まあ7はどうでもいいんだけど


14:05

昼飯を食ったらマルチ。眠くなる…

僕の挑戦数は4個。2/2より2/4の方がはるかに記録を残しやすいのはまあ少し考えたら分かること。

え、NR何位かとかはどうでもいいけど


こいつまたやりやがった。あんだけ塗り直したのに何でなのか。BLD向いてないとしか言えない。

4個で。

僕の後ろでは北村さんが4/4できっちり記録を残していた。僕より速いタイムで。何から何まで完敗した。




晩飯のカレーを飲み干した後の夜は女子高生と人格が入れ替わったような記憶がぼんやりと残っている。僕がJKと君の名は。した結果飲酒事件やら何やらが起こったのは他の人のTwitterでも確認できる通りである。



セーラー服を着てのキューブ用語限定ナンジャモンジャでは様々なパワーフレーズが発生。

Juliette Sebastien(その日の夜に4.44出したことも含めて)
「Kevin Haysの膝の皿」
「スクランブラやるぞ〜」
「どう見てもピラなのにスクエア」
「Juan Pablo Huanqui 」
「あやねる」

あの場にいた人にしかこの面白さが伝わらないがこの刹那的な思い出もCCKならではなのである。



Day 3

8/12


なんか朝5時に起きて3年目にして初のブランコに乗る。朝練として5を40ソルブ。まさに朝飯前。
おそらくふみきさんと初めて会話する。僕の本名が違うみたいなよくわからないことを言っていた。

「僕のこと知っていますか?」と聞かれたので
「地下アイドルと1000枚のチェキを撮られた方ですよね?」と返したら「いや、確かにそうなんだけど…triboxの元従業員…」と悲しそうな顔をされていた。

ふみきさん今更ながら40歳以上の6世界記録おめでとうございます。





今日は3二回戦、4予選、5決勝。それまでの二日がどうでもよく感じるほど僕にとって最重要種目である。



あー、研修棟にハチが?ハチは三年目で初かもな。まあ刺される前に叩き落せば問題なし。



はい、じゃあ外に出しとくぞ〜



ん?痛!!!


あれほどクリティカルに叩き落としたのにまだ生きてやがったのか…


ちくしょう、よりにもよって最重要の右人差し指を…あ、これちょっとシャレにならない。


痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い。








4予選も3二回戦も人差し指使用不能。よくあれでSub40とSub12できたな。


ここでコロさんがムヒアルファEXを買ってきてくれたので感謝してドバドバ振りかける。

くそ、さすがに間に合わない。痛みを無視してトリガー使うしかない。





はい、CCK終わり。3決勝と4決勝にももちろん進めず学生最後(予定)のCCKはあっさり閉幕を迎える。



こんな時のためにwithout index fingerの練習もしておくべきだった。用意が甘かった。





最後の昼飯の弁当を食ってると終わりを実感して悲しくなるなあ…

昼休みに行われたマジック大会は明らかにその後の3決勝より盛り上がっていた。



乗車券は他の方々がたっぷり獲得していたのでまあいつものやつで帰りの車でも乗せてもらった。本当にありがとうございました。




というわけで一番大切な備忘録は





金沢よ、さらば!また362日後に会おう。
 

はい。長かった。


前回の入賞が関西定例大会2017春のピラミンクス(平均6.39で入賞したやつ。本当に誰もエントリーしてなかった。)なので2年2ヶ月ぶりの入賞。 


スクリーンショット 2019-08-01 13.23.12

西宮大会2019 5×5部門 第3位(準優勝、優勝の経験はゼロなんだよなあ…)。



そんなみんなが僕に優しかった西宮大会、雑ですがリポートです。



西宮大会は開催種目が2×2~7×7のみの大会なので必然的に入賞者が偏りやすくなります。(実際Mattyが6種目全て入賞の離れ業を成し遂げていた。)僕の前日予想としては4×4の入賞確率が10%、5×5が25%、他はゼロという感じでした。


会場に到着すると妙に世界大会出場者を見かける。この人たちの体力どうなってやがる…??


あ、けんごさんだ、二日前に東京で内定祝いのラーメン奢ってもらって以来、36時間ぶりっす。


まあいいや、とりあえず3予選、行ってみよう!!!







11.84(予選落ち)







そんな競技は無かった。



次に4予選。41秒をカウントしたりして決勝進出は絶望視してましたが、佐島さんの平均DNFの影響でなぜか決勝進出。昨日佐島さんのMM触らせてもらった時に不安定な回し心地だったから危ないとは思ってたんですよね…(後からならなんとでも言える)


ここで昼休憩。なぜか社会人5人をまぜそば屋さんに案内してました。
ゆーきさんに内定祝いでまぜそば奢ってもらいました。ありがとうございます!!


Triboxの廣畑さんは醤油ラーメン食ってました。まぜそばで有名なあの店でラーメン食ってる人初めて見た…。
廣畑さんにもこれも内定祝いとしてキューブバッグとマットを貰いました。やっぱりTribox最高ですよね!!(揉み手)



昼休憩が終わったら本命の5予選。


サイクシート一位のMattyは平均53。無理。二位の佐島さんも58秒でこれも厳しい。三位の赤松さんが61秒だったので赤松さんに勝てなければ入賞はないということですね。


5の中でもリダクションは比較的タイムにバラつきが生まれやすいし、何があるか分からないぞ〜と思いながら予選結果。











1位  58 (Matty)
2位       59 (佐島さん)
3位  59 (赤松さんPR)



4位  64.7(ワイも一応PR) 





赤松さんしっかり仕上げてきてるやん…。



このタイミングで僕の決勝での狙いは完全に入賞ではなくなりました。まずは僕に5Yauを教えてくれた全ての師、棟梁さん(63.8)、さらに言えば現在の5Yau最速日本人のらみ(62.6)。その辺りがまあ狙い目になりました。


6決勝は出て当然なタイムが妥当に出て平均更新。7決勝はPOPでカットオフ。まあここはいい。







そしてやってきた5決勝。






第一試技…62.7

ギリギリセーフ。前述の通りらみは平均62.6なのでまあ及第点というところ。







第二試技…58.5

これは悪くない。センターが速かった。できれば残り3試技のうちあと2回60前後のを出したいな〜。








第三試技…64.5


アウト。エッジが全然見つからなかった。これ以上遅いのが出ると黄信号。




さあ、暫定平均の出る大事な大事な第四試技。裂帛の気合でソルブ。

そしてパリティを回しているときにタイマーをチラ見してその事件に気づきました。







0.091







タイマーが動いていない。観客席がざわついてたのはこれか。なんでだ?タイマースタートの時にギリギリを狙いすぎて指が当たったか?あれ、再試技って何秒以内の場合だっけ、確か0.06ぐらいだったような。ってことはこの試技はDNF確定?何秒でソルブしても関係なし?結構エッジ速かった気がするしこれもたぶん60秒くらいだったのに。待てよ、ということはさっきのズッコケ64秒が平均にカウントされる?もちろん最初の62も?ダメじゃね?ダメじゃね???




ダメじゃね?









第四試技…DNF



 
















僕も22年生きてきて自分が大したことない人間であることはよくわかっています、そして四年以上スピードキューブをやってきてメンタルも大したことないことだってよーーーーく分かっています。さっきのような条件を達成するには




「第四試技できっちり平均を出して拍手してもらい、みんながさらなる平均更新を期待する中最終試技でworstを出してまばらな拍手の中帰る」



これしかないと確信していました。 DNFなんてもっての外。



この時点で僕のメンタルはどん底でした。第二試技に58を出しておいたおかげで最終試技で60.6秒くらい出せばSubらみするらしい。そんなの出せるわけないじゃん。大一番でDNFかますようなやつには荷が重い話だ。





そして運ばれてくる最終試技のキューブ。青緑センターけっこう簡単やな。ワンチャンあるかもしれない。





そして…









タイマーに手を叩きつけた時、僕は日本で最も5Yauが速くなっていました。













最終試技…56.6(PR)


平均…61.9(PR)(日本6位)


初めて褒められるような公式タイムを出した気がする。まあ入賞はできなくてもこれだけ出せばいいだろう…



え、入賞してるの?

どうやら赤松さんが決勝では微妙にコケて僕が3位に滑り込んでいたみたいです。おこぼれ入賞再び…





その後の4決勝ではパリティが出まくる中一回だけ出たNPでなんか27出したけどあんま覚えてない。




3決勝ではまことくんがやっとSubたかとら、そしてMattyのSub7 Fail。





こんな感じで西宮大会2019、いろんな人がPRを出した良い大会でした。(Sum主観)



というわけでCCKの4でSub坂本くんするぞ!そして5YauNR死守してやる!!






では次回の記事、「Sum、CCKで悩殺水着を着て周りの集中を削ぐ作戦に出るも会場から追い出される」でお会いしましょう。さようなら。

 

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